2015年6月11日木曜日

井上牧場は晴れ待ち中!



「雨続きで牧草収穫が出来ないよ~」
と、
さとみママからメールが届きました!


今はもう牧草がいい感じに育っており、
刈り取らなくちゃいけない季節とのこと。


でも、天気予報では13日土曜日も雨とのこと。
牧草の収穫は、
雨が続くと作業が出来ないのだそうです。
なぜなのでしょう!


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牧草が育ってくると、
酪農家さんでは、天気予報をチェックして、
数日間晴れが続きそうだというあたりを見計らって、
牧草を刈って、「ロール」にしています。


「ロール」というのは、
牧場風景でよく見る、アレです!!


井上牧場の「ロール」の写真探したのですが
なかなか見つからないなあ…
確かにあの光景は季節限定ですからね…
(牧場の誰か、ロールできたら写真を撮って送ってください…)


昔の写真たちから
なんとか見つけたロールの写真がコレ!




美瑛、四季彩の丘にいた
ロールちゃんですね(笑)


ロールは、収穫した牧草を刈り取って、
そのまま何日か天日干しにして乾燥させて、「乾草」にします!
ぐるーっとまるめて作ります。


※この、乾草ロール、
正式には、「ロールベール」と言うらしいです!



先日、あみちゃんが牛ちゃんたちに与えていた牧草も、
ロールを崩して運んできたもの。



大人の牛さんたちが食べていたのも、乾草ロールの牧草。






牧草を乾燥させて、ロール状にしておくことで、
牧草の収穫がない時期でも牛さんたちのごはんとなるわけです。


そしてD型と呼んでいるこの青い建物の中にギッシリと詰めます。
子どものころは、ギッシリ詰まったロールの上に登って遊んだりしていました。


この写真の右側にあるのが、D型。
ザ・牧場風景!って感じの建物!


かの有名な百姓貴族でも、作者荒川さん兄弟が積み上げられたロールの上で
遊んでいたエピソードを披露していましたね!
まさにそんな感じでした






丸めたロールは、
こーんな風にラッピングするときもあります!




ラッピングするのは、ビニールの中で発酵させるため。
漬物状態、になるらしく、長持ちするのだそう!
こっちを作る場合は、乾草ロールを作るよりも、
お天気の心配が少ないみたいですね!


日本は基本的に湿気が多いので、
こっちのロールの方が向いているとも言われていますよ~


※こうなると、「ロールベールラップサイロ」と言うようです!




ちなみに、こーんな使い方をしている写真を発見!






夏に行っている滝下地区運動会の競技、
「ロール転がし」だそうです。



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今ヒデさんたちが作りたいのは、
ラッピングしない乾草ロールの方らしくって(たぶん!)、
お天気の日がしっかり続く日待っているみたいですね!


ロールを作るためには、
刈り取り~乾燥~巻く!
までの行程をまとめて行わないといけないので、
晴れの日が続くところで収穫&ロールしています。


乾草にすることで、保存性が上がるのはもちろん、
水分がとぶので栄養価が高まるそうです。


そのため、雨に濡れてしまうと、
栄養価が落ちてしまうんですって。
味が悪いと、牛さんたちも喜んで食べてくれないこともあるんですって。
ほうほう。


晴れの日を待ってる間に
牧草がどんどん伸びてしまっても、
牧草の美味しい時期の収穫も出来ないので
これまた大変。



牛さんたちの食事にも、
酪農家さんそれぞれのレシピがあるんですね~。
ほうほう。



おいしくて栄養のある牧草をつくるのも、
なかなか大変なようですね!


北海道に梅雨はないですが、
2週間くらいぐずぐず天気が続く「蝦夷梅雨」なるものもあるそうで、
その影響なのかしら??



とにかく、早く晴れの日が来るといいな~!!



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