2015年9月5日土曜日

市販の"牛乳"にはいろんな種類があるんですよ~


気付けば9月も1週目が終わろうとしていますね!
随分日も短くなってきたようです。



こちらは静子ばあちゃんの畑で収穫したカブ!



これはいつ咲くのかヒマワリ…
(なんだかんだお天気がイマイチだったからか、咲くタイミングを逃してしまったようです!)






そしてこっちは、山ブドウ。
野生のツルでカゴ作ったら面白そうだよね~とあみちゃんにつぶやいたら、近くで見つけたんだそう!
でも山ブドウのツルは梅雨時期に採取するのがいいんだって~
カゴ作りの実践はまだまだ先ですね(笑)



さてさて、今日はついでに牛乳の種類について書いてみようかと。


スーパーに行くといろんな牛乳が売っていますね、
パッケージも価格も本当に様々。
数百円のお高いものもあれば、
百数十円で買えちゃうお安いものまで。

牛乳にはいろんな種類があって、味も成分もさまざまなのですよ~。


【市販の牛乳の"種類"、どれくらい知ってますか??

















牛乳ってさまざまな商品がありますが、それぞれ味がかなり違いますよね~。


味の違いの理由は、牛の育て方や産地より、スーパーで購入できるような市販のものの場合は製法と成分の違いが主です。


販売されている牛乳には、必ず“種類”が表記されています。
値段だけでチョイスしていると、本来の牛乳とは遠いものを購入していることがあるのです。
牛乳を購入するときは種類をチェックして、好みや用途で選ぶと良いでしょう!


◆生乳

絞りたてのお乳のことを、生乳と呼びます。
牛乳は、乳等省令によって、基本的に加熱殺菌したもの以外は流通できません。
ので、一般の人が生乳を飲める機会はほとんどないのです。
でも、酪農家ではたまに飲むことがあります、自己責任ということで。

私次女のところまで、さとみさんが送ってくれることもあります!
2015年4月のブログでは、送ってもらった生乳を沸かして(加熱殺菌して)バターを作ったりしました!












http://inouemilkfarm.blogspot.jp/2015/04/blog-post_21.html


◆牛乳

生乳を殺菌しただけの牛乳が、“牛乳”です、成分の調整がされていないので成分無調整牛乳です。
パッケージに“牛乳”とかかれていいます。

基本的には牛のお乳を牛乳、と呼びますが、細かく牛乳の種類を分けたときに“牛乳”と言われるものはこれです。
私次女は現在牧場で暮らしておりませんので市販の牛乳を買いますが、
そのときは基本的に成分無調整の牛乳を購入します。
市販されているものの中では一番自然に近い状態の牛乳ですので。

※種類のほか、殺菌温度やホモジナイズなんかにも注目したいところですが、それはまたどこかで紹介します!
ちなみに、自然に近い処理方法であるほど値段がお高くなります。
野菜なんかもオーガニック、無農薬だと高級なのと同じですね~。


◆特別牛乳

特別牛乳搾取処理業の許可を得た施設で搾乳された生乳で製造された、特別牛乳という種類があります。
一般的な搾乳施設、生乳の基準が厳しいので、全国でも数少ない牛乳です。
殺菌方法は低温殺菌あるいは生乳のままで流通します。
無殺菌牛乳、つまりは生乳のまま商品化されているのは1社のみ、それが北海道の想いやりファームです。
これは本当に大変なのことなのです!日本の今の乳等省令で無殺菌牛乳を販売するなんてスゴイことなのです!!
http://www.omoiyari.com/index.html



◆成分調整牛乳
生乳のみを原料として、成分の一部を取り除いた牛乳です。
乳脂肪分を2~2.5%に減らしたものとか、反対に水分を減らして脂肪分を高めているものもあります。
無脂乳固形分は8%以上です。



◆低脂肪牛乳
生乳のみを原料としていて、乳脂肪分が0.5%~1.5%に調整されたものです。



◆無脂肪牛乳
生乳のみを原料として、乳脂肪分を0.5%以下にしたものです。


乳製品や牛乳は、乳脂肪分が少ないものほど安くなるので、低脂肪・無脂肪を含め成分調整牛乳は安い傾向があります。
でも、4%以上など脂肪分を高めた成分調整牛乳は高価になりますね!



◆加工乳
生乳に、バターや脱脂粉乳、クリームなどの乳製品、水を加えてできたものです。
無脂乳固形分は8%以上ですが乳脂肪分の規定はないので、様々な脂肪分のものがあります。
低脂肪タイプ、濃厚タイプのものがあり、それぞれ低脂肪牛乳や無脂肪牛乳と見分けがつきにくいでしょう。


◆乳飲料
乳製品以外の成分を加えて作られたものはすべて乳飲料です。
牛乳コーナーに、牛乳のようなパッケージで並んでいますね!
カルシウムや鉄分などの栄養を加えたり、甘味料や果汁を加えられています。
ほかにも低脂肪や、無脂肪タイプのものなどさまざまな脂肪分のものがあるので、加工乳や調整牛乳と見分けがつきにくいかもしれません!
いちご牛乳やコーヒー牛乳のようなものも乳飲料で、今は“牛乳”という名称がつけられなくなっています。
販売されているも乳飲料は商品名に“牛乳”は使われていないので見てみてくださいね!



成分“無”調整だけが素晴らしい…!というわけではないのですが・・・


私次女は、お恥ずかしい話ですが数年前まで牛乳選ぶのに種類なんて意識してませんでした…。
安い牛乳(つまり成分調整牛乳)、もしくは低脂肪とか無脂肪ばっかり買ってました。
低脂肪牛乳ではなく、加工乳や乳飲料の低脂肪タイプだった可能性もありますね!
今はやっぱりできるだけそのままの素材を選びたいなあと思っているので、私がスーパーで買うときは成分無調整。


牛乳を、成分の調整や加工してるかしてないかだけで、特に味覚のわからないくせに、
「できるだけ自然のままが美味しいにきまっている!」というのも、どうなのかしら?とも思うのですが。
低脂肪や無脂肪はくどくなくて美味しいとか、反対に特濃牛乳のようにできるだけ脂肪分が多いほうが美味しいとか、
ダイエットしたいとか、用途に合わせて向き不向きもあるかもしれませんね。

※ちなみに、ダイエットには低脂肪牛乳より成分無調整牛乳のほうが向いている、という説もあるようですよ~!このあたりは色々調べて自分の判断で選びたいところですね!
ショック!低脂肪牛乳を飲んでも痩せない―痩せたいのなら普通の牛乳を! http://woman.mynavi.jp/article/140224-127/


でも、低脂肪や無脂肪などの牛乳が作られているほんとのところの理由は、味でもなく、健康でもなく、やっぱりコスト面なはず。
脂肪分取り除くと、クリームとかバターとかアイスとか、色々利用できて効率いいもんね!
それから、一度加工するので生乳より日持ちして、管理が楽になります。
少しの牛乳で多くの食糧を作ることができるのは、良いことだとは思います!


採れたての野菜とか、朝産み落とされたばかりの卵とか、自然のなかで伸び伸びと育った牛とか豚のお肉を、
本能的に美味しい・美味しそうって感じるはずだから、
それが人間本来の欲求だから、それでいいよね~。


というわけで私は成分無調整の牛乳を選びます~。
できるだけ牛乳そのままの形で購入することが、酪農家さんと牛さんたちへのリスペクトでもあるはずですから!
(本当はもっとそのままの、ノンホモジナイズとか低温殺菌を選びたいところであります。)


さて本日は、牛乳の種類について紹介しました~!
次回買い物に行く際に、注目してみてくださいね~!




【参照サイト】
牛乳|gyunyu5959.net
http://www.gyunyu5959.net/milk/a_milk/02shurui/
明治の食育|株式会社明治
http://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/know/knowledge/milk_type/
みるく工房飛鳥
http://www.asukamilk.com/motto/